シミの一種肝斑とは?肝斑の原因と対策を徹底解説

30代になってくるとシミが増えてきて、肌の悩みの上位に一気にランクインするシミ。

シミですが、実は種類がたくさんあり、その中でも要注意なのが「肝斑」です。

肝斑は通常のシミとは改善方法も違うため、シミだと思って通常のシミの対策をしててもあまり効果がでなかったりも。

今回はそんな肝斑の見分け方と、対策を解説します。

 

肝斑とは?

肝斑は、ほほ骨のあたりや額、口の周辺などにシミが左右対称性に現れるのが特徴です。

ただし、たまたま日光黒子(老人性色素斑)が左右の似たような場所に同程度の大きさで出ることもあるので、次のような特徴があるかも合わせて確認してください。

  • 輪郭がはっきりしない
  • 薄い褐色で広い範囲にもやっと広がっている

また、肝斑は目の周囲にはできず、色が抜けたように見えることも見分けるポイントです。

シミの中でもソバカスは思春期に多く見られ、加齢に伴い発症が多くなるのが日光黒子(老人性色素斑)です。

一方、肝斑は、30〜40歳代に集中して発祥します。肝斑の症状が見られるのはだいたい50歳代後半までであり、60歳代以降での発症はほとんどなく、逆にシミが薄くなったり、消えたりしていきます。

 

肝斑の原因は?

肝斑は、女性ホルモンのバランスの乱れが原因といわれています。

妊娠や経口避妊薬が発症を促したり、症状の悪化に繋がったりすることから、肝斑の発症には女性ホルモンが関連していると考えられています。

また、ストレスなどが原因でホルモンバランスが崩れることも、発症の要因であると言われています。

 

肝斑の対策は?

肝斑(カンパン)の対策となる治療方法は主に4つです。

 

肝斑(カンパン)の治療その1:レーザー医療

今まで即効性のある治療がなかった「肝斑」ですが、医療用レーザーで、安全かつ確実な治療が可能になりました。

最新のものは、トップハット型レーザーと呼ばれるもので、従来のQスイッチレーザーでは不可能だった、肝斑から肌の若返りのノーダウンタイム治療までを一度に受けることが可能となっています。

 

外からの治療だけでは、薄くするのが難しい肝斑(カンパン)

特に、体の中のホルモンが主な原因とされているので、ケミカルピーリングやフォトなどで外から治療だけでは薄くなる事はむずかしいのです。レーザーのみでは悪化することさえあります。

出典:3/3 そのシミ、肝斑(かんぱん)かもしれません [シミ] All About

 

肝斑(カンパン)の治療その2:トラネキサム酸の内服

トラネキサム酸は肝斑(かんぱん)に対して唯一効果があると言われている薬です。 しみをこすったりしないように心がけながら、トラネキサム酸を継続して内服すれば、肝斑(かんぱん)はかなり改善していきます

肝斑が発症する一因として、メラノサイトの活性化が挙げられますが、その原因のひとつであり、肝斑の発症に影響があるとされているのが、タンパク質分解酵素である「プラスミン」です。

トラネキサム酸は抗プラスミン作用を持ち、メラニンが作られる前の段階でメラノサイトの活性化を阻害し、肝斑の発症を抑えると言われています。つまり、初期段階のシミの生成を抑制する働きをします。

 

肝斑(カンパン)の治療その3:「ハイドロキノン」などの塗り薬

ハイドロキノンは肌を漂白する作業がある強い薬です。強い作業の成分のため、含有量にも規定があり、市販だと5%未満であれば化粧品として配合もできるようになってます。クリニックだと、肌の状態や体質に合わせて、含有量を調整して処方してくれます。

また、アルブチンもよくつかわれる成分です。ハイドロキノンの配合体で天然由来の成分からできており、安全な成分が多く含まれているため、一般の化粧品にも多く配合されています。

効果はハイドロキノンと比較すると弱められていますが、肌が弱い方は、ハイドロキノンを使用される前にアルブチンを使用するとよいでしょう。

 

肝斑(カンパン)の治療その4:IPLやフォトフェイシャル

IPLは約500nm~1200nmの複合的な波長を使用した光治療です。一方、フォトフェイシャルはルミナス社が定めている治療方法の一つであり、医療機関のみで施術が可能です。

IPL光治療は高い効果を持ちながら、施術時間が短くダウンタイムもないといったエステのような手軽さがあり、美容皮膚科治療の中でも常に人気の高い施術です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は肝斑の見分け方と、対策を解説しました。少しでもたくさんの方のお役に立てたら嬉しいです!

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