大人ニキビは、男性・女性共通した悩みですよね。肌荒れや過剰な皮脂分泌によるテカリはそれだけでも毎日の気分が落ちてしまいます。
普段から、しっかりスキンケアを心がけていても、普段のストレスや、寝不足などから体になんらかの不調や炎症が見られてもおかしくはありません。
実は、大人ニキビはそのできる場所によって、体のどこが弱っているかが分かったりもするのです。今回は、ニキビができやすい場所である、おでこ、頰、あご、口の周りなどから、体のどの部分が弱っているかを知るポイントをご紹介したいと思います。
どこにできたかで体の不調がわかります
肌にニキビのできる原因は、ホルモンバランスの乱れや内臓障害などの内面的なものと、外的刺激による外面的なものとの区別されます。
このうち、実は内面的な原因が理由のニキビは、体のどこの箇所が不調かによって、出る部位が変わってくるのです。それでは、顔のニキビができた場所から、体の不調箇所をチェックしてみましょう。
ニキビの場所と対応する不調箇所
- おでこ:胃腸の不調
- 目の周りやこめかみ:肝臓、腎臓の不調
- 鼻や頬のニキビ:胃、肝臓、大腸、肺の不調
- 口周り:胃腸の不調(暴飲暴食や胃腸過多など)
- あご:婦人科疾患、冷え性
このように、できた部位から体の不調部位を推測することが可能です。
ニキビは化膿性疾患の1種のため、体に余分な熱が溜まっているとできやすくなります。東洋医学では、この体に溜まった熱に「老廃物」が組み合わさると、ニキビができると言われています。
また、体に溜まった熱以外でも、寝不足やストレスも原因に。体が疲労困憊し抵抗力が落ち、全ての内蔵機能が停滞したり、肝臓に疲労が溜まったりすることで、血液の浄化機能が落ち、腎臓に負担がかかると老廃物を排除がされにくくなります。
すなわち、内臓の疲れや極端な栄養バランスによって、余分な栄養分や分解できなかった毒素が、ニキビとして発現するのです。
思春期ニキビと大人ニキビのちがいは?
10代のニキビの原因のほとんどは、過剰な皮脂が原因ですが、20代以降の大人ニキビは、ストレスや不規則な生活、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下が原因とされています。そのため、皮脂の多いオイリー肌の人でなくてもできてしまいます。
額などの皮脂の多い部分ではなく、あごなどの乾燥しやすい部分に多くできる傾向にあります。思春期ニキビと大人ニキビを同じものと考えてケアすると、悪化の可能性があるので注意が必要です。
慢性的なニキビを治す方法・予防法は?
上述したように、ニキビは身体の状態を顕著に表した症状なのです。ニキビが、治ってはまたできるを何度も繰り返しているという方は、血液が老廃物でドロドロになっている可能性があります。
こうした血液中の老廃物がたまると、血液の粘度が増してしまうため、皮膚に対してしっかりと栄養素がいきわたらなくなって、皮膚の栄養状態の悪化や抵抗力の低下がおこり、細菌に感染やすくなってしまうのです。
- お水を大量に、できれば1日に1.5~2リットル飲む。
- 和食、豆類、海藻類を中心としたバランスの良い食生活を心掛ける。
- インスタント食品、スナック菓子、レトルト食品などの摂取を控える。
- 洗顔や衣服や寝具を清潔にし、皮膚を清潔に保つ。
といった、基本的な生活習慣を見直すことが大切です。
まとめ
いかがでしたしたか?ニキビ対策は、体に十分な休養を与えてあげることも必要です。睡眠時間など日々の生活習慣にも気をつけましょう。
この記事へのコメントはありません。