いつも同じ場所にニキビができるなど、しつこく繰り返すニキビでお困りではありませんか? ニキビはできる場所によって原因が違います。今回は、それぞれの原因とケアをまとめてみましたので、参考になれば嬉しいです。
Tゾーン(おでこ、鼻)
おでこや鼻がテカってる! といった経験はありませんか? Tゾーンには皮脂腺が多く、皮脂の分泌量が多いため"テカリ"が起こります。
通常の皮脂は皮膚の表面を覆うことで、乾燥や菌の増殖から皮膚を守る役割をしています。しかし過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まると、ニキビの原因になります。さらに皮脂が詰まった毛穴は、アクネ菌が増え炎症を起こしてしまいます。
◉汚れた髪の毛を顔に近づけない
髪には汚れやホコリが多くついており、アクネ菌や顔ダニの栄養源になります。雑菌の繁殖を防ぐには、前髪がおでこにかからないようにピンで止めたり、短くするなどして、髪の衛生面を守りましょう。
◉シャンプー、トリートメント、整髪料は完全に洗い流す
整髪料のすすぎ残しは菌の栄養源になるので、しっかり洗い流すことが大切です。
◉汗を清潔なタオルで拭く
Tゾーンは汗をかきやすい場所です。汗は早めにふき取り、肌を清潔な状態に保ちましょう。ポイントはタオルでゴシゴシこすらず、優しく拭き取ることです。
Uゾーン(顎、首ニキビ)
ホルモンバランスの乱れや、意外かもしれませんが「頬づえ」での皮膚への刺激でニキビができやすい場所です。
顎の周辺は汗腺が少なく皮脂腺が多いため、皮膚の水分不足を補おうとして皮脂分泌が過剰になります。その結果、毛穴に皮脂が詰まりやすく、炎症が起きやすくなるのです。
またUゾーンニキビの原因のひとつに、ホルモンバランスの乱れがあります。ストレスや睡眠不足、不規則な生活、月経などホルモンの変動に伴い出現します。
◉ホルモンバランスを整える
ストレスを感じないように、リラックスすることが大切です。お風呂にゆっくり入ったり、マッサージやストレッチをするなど、自分が心地良いと感じる時間をつくるようにしましょう。
◉ビタミンを多く摂る
ビタミンBは皮脂の分泌を抑える作用があります。納豆やレバー、サプリメントで補給しましょう。
◉肌の保湿
乾燥しやすいUゾーンは、保湿ケアが大切です。肌にうるおいを与えると、肌のバリア機能が整いニキビができにくくなります。
口周り
食べ過ぎや油っぽい食事などで胃腸が弱ると、口の周りにニキビができやすくなります。栄養バランスを偏らせないよう、偏食や食べ過ぎなどに注意しましょう。
また口周りは皮膚が薄いため、乾燥やターンオーバーの乱れでニキビができやすくなります。
◉保湿
乾燥を防ぐためにも、洗顔後は必ず化粧水などで保湿するようにしましょう。加えて、保湿力の高い美容液などで口もとを集中的にケアするのもおすすめです。
◉口紅はゴシゴシ強い力でクレンジングしない
摩擦によって肌がダメージを受けます。乾燥がひどくならないよう注意しましょう。
背中のニキビ
皮脂腺が多いので汗をかきやすく、皮脂が毛穴に詰まりやすいため、ニキビができやすいです。 自分で見えないパーツなので、痛みを感じてから初めてニキビに気づくことも多く、症状が長引いてしまう可能性があります。
◉シャンプーやトリートメントをしっかり洗い流す
背中は手が隅々まで届かないので、すすぎ残しがないようにしっかり洗い流しましょう。また、熱すぎるお湯や強い摩擦で洗うことは肌の乾燥をまねくので絶対にNGです! 優しく洗うようにしましょう。
◉汗をかいたらこまめに拭くことが大切
背中は汗をかきやすく蒸れやすい場所です。汗をかいたまま不衛生な状態で長時間過ごすと、アクネ菌が繁殖しやすい状態になります。
◉ボディソープや石けんなどの見直し
殺菌作用のあるボディソープを使い、常に清潔であることを意識しましょう。身体を洗うタオルは刺激が強いナイロン性は避け、肌触りがソフトな綿タオルを使うのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。しつこいニキビは大人女性の大敵です。ニキビができやすいパーツごとに最適なケアを行い、根本から改善していきましょう。
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